About tooth extraction
親知らずについて
抜歯の概要
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審査・診断
親知らずの位置・傾き、あごの神経が近いのかどうか、口の可動域、持病・内服薬の有無などを確認いたします。
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抜歯・手術
審査・診断の結果、抜歯方法を決定し、それに伴い抜歯を行います。その後、お薬の量・種類を決定、お渡しし、抜歯後の注意事項をお話します。抜歯後は、2時間半程度で麻酔が切れますので、それまでは飲食はお控えください。当日の入浴はシャワーのみ(洗髪は可)出血時は、お渡しした脱脂綿を20分程度噛むようにしてください。発汗するよう行動は避けてください(飲酒・運動・香辛料の飲食)このようなことをされますと、血の巡りが良くなり出血しやすくなります。
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予後経過観察
抜歯後の治り具合をみて、追加でお薬をお出しするか、状態が良ければ塗った糸を取ります。このとき、ドライソケットが見受けられるようでしたら、必要な処置を行います。一般的には3ヶ月ほどで穴はふさがります。
抜歯当日の詳細
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前準備・麻酔
患部に表面麻酔を塗り、数分後電動注射器により麻酔を行います。横に寝ている親知らずの場合は、上にかぶっている歯茎をメスを用いて切開し、歯茎をよけるようにして親知らずの頭の部分がより見えるようにします。
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抜歯①
ゼックリアバー(歯の頭を切断するドリル)を用いて親知らずの歯の頭の部分を切断して、歯の頭の部分を取り出します。
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抜歯②
歯の根の部分を抜いていきますが、このとき根が2本あり狩り爪のようにあごの骨を挟み込んでいるような状態であれば、先程のゼックリアバーと外科用タービンを用いて根の股の部分を切断・分割しヘーデル(鎖状の抜歯器具)を用い抜歯します。
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後処置
生理用食塩水を用い、抜歯した穴の中に残っている削りカスを洗浄・排出し、抗生剤を抜歯した穴に入れ、歯茎を縫い合わせます。この後、診療台に座ったまま数分間その場で脱脂綿を噛んでもらい、止血を確認してから終了となります。このとき抜歯後の注意をお話します。
抜歯後の治癒経過
原則、抜歯翌日に消毒に来院いただいきます。このとき、腫れの大きさ、痛みの強さを確認し、必要に応じ抗生剤・鎮痛剤の増量またはより効能の強いものに切り替える場合があります。翌日来院して頂く理由は、なるべく必要な対応を早めにとった方は予後が良くなります。予後は良くなるためです。塗った後の抜糸はおおよそ抜歯後3日~7日後になります。糸を抜いた後もおおよそ1週間程度噛み応えのあるものは、反対側で咀嚼していただくようにして頂けるよいいです。
抜いた穴はおおよそ3ヶ月程度で埋まっていきますので、ものが詰まっても爪楊枝でほじったりしないで軽くゆすぐ程度にしてください。
抜いた穴はおおよそ3ヶ月程度で埋まっていきますので、ものが詰まっても爪楊枝でほじったりしないで軽くゆすぐ程度にしてください。
当院で抜歯する場合と、大学病院に依頼する抜歯について
診断基準として、
☑持病や飲んでいるお薬(場合によっては、服用しているお薬を数日間休薬できるかどうか、薬を出してもらっているかかりつけの先生に確認)
☑親知らずが顎の中の血管・神経の通っている管に重なっているかどうか
☑お口が開けられる量が十分か
上記の項目を審査し、当院で抜歯、もしくは大学病院へ依頼するかを判断いたします。結果は、審査・診断で来院いただいた際にお伝えします。
☑持病や飲んでいるお薬(場合によっては、服用しているお薬を数日間休薬できるかどうか、薬を出してもらっているかかりつけの先生に確認)
☑親知らずが顎の中の血管・神経の通っている管に重なっているかどうか
☑お口が開けられる量が十分か
上記の項目を審査し、当院で抜歯、もしくは大学病院へ依頼するかを判断いたします。結果は、審査・診断で来院いただいた際にお伝えします。
メリット
①親知らずにものが挟まりやすいのであれば、将来的に親知らずの一本手前の歯が虫歯になる可能性があるので、予防的な意味で抜歯した方がいい場合もあります。
②妊娠中や長期海外渡航中の腫れや痛みのリスク回避
②妊娠中や長期海外渡航中の腫れや痛みのリスク回避
デメリット
①抜歯後の荒れや痛みは1週間~10日程度強く出ます。(これにより、会話がしずらいことがあります。また運動や飲酒の制限があるため、職業的に影響が出る方もいらっしゃいます。)
②顎の中の親知らずの神経に重なっているている場合、一時的な顎のしびれ等が出る場合があります。
②顎の中の親知らずの神経に重なっているている場合、一時的な顎のしびれ等が出る場合があります。